処方薬の種類|過敏性腸症候群の薬物療法

*

過敏性腸症候群ラボ

過敏性腸症候群に関する情報まとめサイト

処方薬の種類

病院で過敏性腸症候群と診察されると薬を処方されます。医師の処方によって出される薬ですから、より症状に合った種類の薬を処方されますし、市販薬より効果が強いものもあります。

ここでは、過敏性腸症候群の処方薬の種類についてご説明します。

タイプに限らず出される薬は整腸剤・乳酸菌製剤・精神安定剤など

過敏性腸症候群の種類でもご説明しましたが、過敏性腸症候群には下痢型、便秘型、交代型、ガス型と4つのタイプがあります。処方される薬もこのタイプによって違ってきます。

効果は市販薬よりも強いものが多いのですが、きちんと医師の診断の元に処方されるので安心して使用できます。中には同じものが市販されているケースもあります。

タイプに限らず出される薬は整腸剤、乳酸菌製剤、精神安定剤などです。

整腸剤とは、名前の通り腸を整える作用のある薬で、ビオフェルミンなどが代表的です。乳酸菌製剤は腸をキレイにするはたらきを持つ乳酸菌を主成分とした薬で、こちらも同じく整腸剤として使用されています。精神安定剤には、緊張状態や不安状態を緩和する作用があります。

下痢型に処方されるのは「イリボー」「ロペミン」など

下痢型の処方薬として非常に良く使われるのが、イリボーというセロトニン3受容体拮抗薬です。突発的な下痢の原因は、ストレスによって腸の粘膜からセロトニンという物質が分泌されることにあります。そのため、ストレスを受けてもセロトニンが分泌されないようにするのがセロトニン3受容体拮抗薬です。なお、この薬は男性にしか使えません。

スポンサーリンク

そのほか、ロペミンという製剤名で、ロペラミドを使用した製剤もあります。ロペミンはストレス性の下痢に良く効く薬で、市販薬のロペラマックサット・シグナル下痢止めと同じ成分を使っています。

便秘型に処方されるのは「マグネシウム製剤」「ラキソベロン」など

便秘の場合に処方されるのは、マグネシウム製剤です。マグネシウム製剤には、腸内の水分をキープして、かたい便をやわらかくする効果があります。

また、市販のコーラックソフトなどに使われているピコスルファートナトリウムを使ったラキソベロンが処方されることもあります。

ガス型に処方されるのは「ガスコン」など

ガス型の過敏性腸症候群の場合に処方されるのは、ジメチコンを使ったガスコンという製剤が多いです。これはガスの排出を促す薬なので、お腹の膨満感などに悩む人にはいいのですが、学校や職場でのガスの臭いなどに悩んでいる人にはあまり効果的とは言えないかもしれません。

薬に頼るだけではなく、生活習慣や食生活を改善してストレスを減らしたり、お腹の調子を整えることも大切です。過敏性腸症候群の治し方カテゴリーの記事ではさまざまな治療法をご紹介していますので、是非こちらも参考にしてみてください。

スポンサーリンク

「過敏性腸症候群の薬物療法」の関連記事

市販薬の種類
過敏性腸症候群は辛いけれどなかなか病院に行く暇がない、という人は市販されている薬でとりあえず症状を抑えましょう。市販薬は種類も豊富で、処方薬と同じ成分を使っているものもあります。 ここでは、過敏性腸症候群の市販薬をご紹介 […]
漢方薬の種類
過敏性腸症候群の症状を軽減するために、漢方薬を使用する人も少なくありません。漢方は副作用の心配がないという点から安心して使えるのがメリットです。 ここでは、過敏性腸症候群の症状改善のために使われる漢方薬についてご説明しま […]
薬の効果
過敏性腸症候群は突然の下痢や腹痛で日常生活にも支障をきたす辛い疾患です。その症状を和らげるためにさまざまな薬が発売されています。 ここでは、過敏性腸症候群の薬の効果についてご説明します。 薬の服用は必ず病名が判明してから […]
薬が効かない理由とその対処法
過敏性腸症候群の薬を飲んだのに効かない、という人もいます。確かに、過敏性腸症候群の場合は薬を飲んだからと言って確実に効くとは限りません。 ここでは、過敏性腸症候群の薬を飲んでも効かない理由やその対処法についてご説明します […]
過敏性腸症候群の診療科
過敏性腸症候群らしい症状がある場合は、まずは病院で診察を受けるべきです。 しかし、何科を受診してよいかわからない人もいるのではないでしょうか。 ここでは、過敏性腸症候群では何科を受診すればよいかについてご説明します。 病 […]